CtoS
システム活用法

カスタム項目で自社の管理項目を足す

この記事でわかること

標準の項目だけでは、「顧客名」「契約番号」「影響金額」など、自社で管理したい項目が足りないことがあります。本システムのカスタム項目は、管理員が、TODO・課題・不具合などの起票・編集画面に、入力項目を足せる機能です。この記事では、足してよい項目の見分け方と、設計のコツを紹介します。

設定は、プロジェクト管理員が、管理画面の「カスタム項目」で行います。追加した項目は、会員向けの起票・編集画面に入力欄として出て、詳細画面にも表示されます。

設定できること

設定内容
対象どの種別の画面に出すか(TODO、課題、リスク、不具合管理、変更管理、成果物、定例作業)。作ったあとは変えられません。WBSは対象外です
項目名画面に出る名前(100字まで)
入力の種類テキスト(500字まで)、数値、日付、選択(プルダウン)。作ったあとは変えられません
選択肢選択(プルダウン)のとき。入力して、Enterで追加
必須にするオンにすると、入力しないと保存できない
表示順0〜999。小さい順に並ぶ

1つの種別に作れるのは、10項目までです。項目を削除すると、入力済みの値も、すべて消えます。

足してよい項目・足さない項目

足してよい足さない(標準の機能で足りる)
顧客名、契約番号、発注番号など、外部の管理番号担当者、期限、ステータス → 標準の項目を使う
影響金額、見積金額(数値)工数 → 計画人日を使う
発生工程、対象システムなど、自社の分類(選択)大きな分類 → ステージ・カテゴリのマスターを使う
回答期限、納品予定日など、標準の期限とは別の日付重要度・優先度・原因区分 → 不具合管理に標準である
顧客の要望の出どころなど、短いメモ(テキスト)長い説明 → 内容の欄や、コメントに書く

設計の手順

  1. なぜ必要かを書く:その項目を、誰が、いつ、何のために見るのか。「あとで集計する」だけでは、足しません。
  2. 入力の種類を決める:集計や比較をするなら、テキストではなく、選択か数値にします。自由なテキストは、表記がゆれます。
  3. 選択肢を決める:5〜8個に絞ります。「その他」を入れておくと、選べないときに止まりません。
  4. 必須にするか決める:必須にするのは、本当に必要な項目だけです。必須が多いと、起票が億劫になり、記録が減ります。
  5. 表示順を決める:重要なものを上に(小さい数字)。
  6. 周知する:ニュースやWikiで、「この項目は、こう入れる」を伝えます。

運用の例

プロジェクト対象項目名(種類)
受託開発課題顧客の窓口(テキスト)、顧客への回答期限(日付)
受託開発変更管理見積金額(数値)、顧客の承認の有無(選択:未/済)
ソフトウェア開発不具合管理対象のモジュール(選択)、リリース判定への影響(選択:なし/あり)
社内の改善TODO対象の部署(選択)

やってはいけないこと・注意

  • 入力の種類は、あとから変えられません:入力済みの値が合わなくなるためです。迷ったら、小さく作り、試してから広げます。
  • 選択肢の名前を、あとから変えない:入力済みの値と、ずれることがあります。名前を変えるのではなく、新しい選択肢を足します。
  • 削除は慎重に:入力済みの値が、すべて消えます。
  • 個人情報や機微な情報を、足さない:パスワード、マイナンバー、口座番号などは、入力させません。
  • プロジェクト作成時のテンプレートには、含まれません:新しいプロジェクトでは、設定し直します。

まとめ

カスタム項目は、標準の項目では足りない部分を、補うための仕組みです。足す理由を決め、種類は選択か数値を優先し、必須は最小限にする。1つの種別に、10項目までという上限も、足しすぎないための歯止めになります。