システム活用法
PMBOKの知識エリアと本システムの機能の対応表
この記事でわかること
PMBOK(ピンボック)は、プロジェクトマネジメントの知識を体系的にまとめた国際的なガイドです。版によって構成は変わってきましたが、「スコープ」「スケジュール」「リスク」などの知識エリアや、「立ち上げ」から「終結」までのプロセス群という考え方は、今も多くの現場で共通言語として使われています。この記事では、それらの考え方を本システムのどの機能で実践できるかを対応表にまとめました。
プロセス群ごとの主な機能
| プロセス群 | 主な機能 |
|---|---|
| 立ち上げ | プロジェクトの作成(テンプレート)、体制図とグループ、会員権限、Wiki(憲章・ルール) |
| 計画 | WBS、スケジュール計算、休日カレンダー、成果物管理、リスク管理、ベースライン、機能スイッチ、ステータス設計 |
| 実行 | TODO・課題・不具合、タイムシート、ボード、チャット・コミュニティ・ニュース、定例作業 |
| 監視・コントロール | ダッシュボード、バーンダウン・ベロシティ、ベースライン比較、変更管理と承認ワークフロー、期限リマインダー、週次レポート、PgMダッシュボード |
| 終結 | 残った記録の棚卸し、サーベイによる振り返り、Wikiの教訓、ベースライン、Excel・CSVダウンロード |
知識エリアと機能の対応表
| 知識エリア | ねらい | 本システムの主な機能 | 参考記事 |
|---|---|---|---|
| 統合 | 全体をまとめ、変更をコントロールする | 変更管理(承認ワークフロー)、関連設定、ベースライン、ダッシュボード、プロジェクト設定 | 変更管理プロセスの実践/ベースラインで計画の変更を説明できるようにする |
| スコープ | 何を作り、何を作らないかを決める | WBS、成果物管理、変更管理 | WBSの作り方 |
| スケジュール | いつまでに何を終えるかを計画・管理する | WBS(依存タイプ・ラグ、クリティカルパス、フロート、休日管理、ガント)、バーンダウン、ベースライン | クリティカルパスとフロートの読み方/バーンダウンとベロシティで進捗を見る |
| コスト | 予算内に収める | 計画人日とタイムシートの実績(人日・時間)、変更管理の工数見積、ダッシュボードの工数(実績/予定) | タイムシートで実績を残し、見積の精度を上げる |
| 品質 | 求められる品質を満たす | 不具合管理(重要度・原因区分・再テスト)、品質判定、成果物の承認、完了基準、課題管理 | 不具合管理を回す/TODOの「完了基準」を書く技術 |
| 資源 | 人や体制を整える | グループ・体制図、負荷分析、リソース負荷、タイムシート | 負荷の確認と平準化 |
| コミュニケーション | 必要な情報を必要な人に届ける | ニュース、コンテンツ、Wiki、チャット、通知、週次レポート、Slack・Teams | ステークホルダーへの情報公開の設計/Slack・Teamsに通知を流して見落としを減らす |
| リスク | 起きたら困ることに先手を打つ | リスク管理(PMBOKベースの項目設計)、重大リスクのエスカレーション | PMBOKベースのリスク管理を実務に落とす |
| 調達 | 外部の協力会社と進める | グループ・権限、主管チーム、共有ファイル、APIトークン(読み取り専用) | 複数ベンダーが参加するプロジェクトの運用 |
| ステークホルダー | 関係者の期待をつかみ、巻き込む | サーベイ、コミュニティ、カテゴリの公開範囲、PgM担当 | サーベイの活用/ステークホルダーへの情報公開の設計 |
この対応表の使い方
- PMの経験がある方へ:普段使っている知識や手法が、本システムのどこで実践できるかを確認するのに使ってください。
- PMが初めての方へ:難しい理論を覚える必要はありません。本システムの機能を正しく使うことが、そのまま体系に沿ったプロジェクト管理になります。
- 社内の教育に:PMBOKを学ぶ研修と、本システムの操作研修をこの表でつなげると、学んだことをすぐ現場で試せます。
- 複数プロジェクトを見る方へ:PgMダッシュボードとポートフォリオで、プロジェクト間の比較(ポートフォリオの視点)ができます。
この表の「コスト」は、金額の管理ではありません。本システムが扱うのは、工数(人日・時間)です。金額の予算管理は、別の手段が必要です。
まとめ
本システムは、プロジェクトマネジメントの体系的な知識を、日々の画面操作の中で自然に実践できるように設計されています。知識は道具があってこそ活きる。この対応表を、知識と実務をつなぐ地図として活用してください。