CtoS
システム活用法

カンバンと一覧の使い分け

この記事でわかること

本システムのTODO・課題・リスク・不具合・変更管理などの管理機能は、画面の切り替えスイッチで「リスト」と「ボード」(カンバン)を切り替えて表示できます。WBSにも、同じ切り替えがあります。同じデータでも、見せ方が変わると気づけることが変わります。この記事では、2つの表示の使い分けと、会議を短くするコツを紹介します。

2つの表示のちがい

ボード(カンバン)リスト(一覧)
得意なこと作業の流れと、止まっている場所を見る期限や担当で並べて比べる
見え方ステータスなどの列にカードが並ぶ1行に1件、項目が横に並ぶ
向いている人チームで日々の作業を進める人全体を管理・報告する人
よく使う場面朝会、チーム内の作業確認定例会、期限切れの確認、報告

ボードでできること

  • 列の軸を選ぶ:ステータス(既定)のほか、担当者、承認者、主管チーム、カテゴリ、期日で列を分けられます。担当の偏りを見たいときは、担当者の列にします。
  • ドラッグで更新する:カードを別の列へドラッグすると、その列の値(ステータスや担当者など)に変わります。同じ列の中での並び替えもできます。スマホ・タブレットでは、カードを長押ししてから動かします。
  • 列の下から追加する:各列の「+ カードを追加」で、タイトルを入れて、その列の状態のカードを作れます(WBSボードでは、親項目も選びます)。
  • 仕掛かり上限(WIP制限):ステータスの列に上限を決めておくと、列の見出しに「3 / 5」のように表示され、超えると赤くなります(保存は止まりません)。上限は、管理画面の「ステータス」で設定します(記事「ステータス設計のお作法」)。

場面別のおすすめ

場面表示見るポイント
チームの朝会(10分)ボード「対応中」の列にカードがたまっていないか。赤くなっている列はないか
定例会で期限切れを確認リスト予定完了日で並べ替え、過ぎているものを確認
担当者の偏りを見るリスト、または担当者の列のボード担当者で並べ替え、件数の多い人を確認
確認待ちの滞留を見つけるボード「確認待ち」の列が長くなっていないか
経営層への報告リストステータスごとの件数と、重要な項目
不具合の再テスト待ちを確認ボード「修正済み」「再テスト中」の列に、確認が止まっているカードがないか

一覧上での直接変更で会議を短くする

本システムでは、一覧の上で担当者とステータスを直接変更できます。1件ずつ詳細画面を開く必要がないため、会議で決まったことをその場で反映できます。

会議での発言一覧でその場でやること
「この課題は基盤チームの田中さんにお願いします」担当者を田中さんに変更
「これは対応が終わったので、確認をお願いします」ステータスを「確認待ち」に変更
「確認しました、問題ありません」ステータスを「完了」に変更

変更管理と成果物では、承認の依頼中・却下のままだと、ステータスを「完了」にできません。承認ワークフローを使っているときは、先に承認を終わらせます。

絞り込みと保存

リストでは、見出し行の下の列フィルターで、列ごとに絞り込めます。よく使う絞り込みは、名前を付けて保存して、チームで共有できます(記事「保存した絞り込みでチームの定番ビューを作る」)。リストとボードのどちらで開くかも、保存されます。

ボードを使いこなすコツ

  • 列の数はステータスの数:ステータスが多すぎるとボードが横に長くなり、見づらくなります。
  • 「対応中」は少なく保つ:同時に抱える作業が多いほど、一つひとつの完了が遅れます。仕掛かり上限で歯止めをかけます。
  • 右の列ほど優先して片づける:「確認待ち」の作業を先に完了させると、全体の流れがよくなります。
  • 朝会ではボードの前で話す:詳しくは記事「WBSボードとカンバンで朝会を回す」を参照してください。

まとめ

ボードは「流れ」、リストは「比較」。場面に合わせて切り替え、一覧上での直接変更を使えば、状況の把握から更新までを同じ画面で素早く行えます。