CtoS
システム活用法

TODOの「完了基準」を書く技術

「あの資料、終わりましたか?」「はい、作りました」「え、まだレビューしていないですよね?」――。こうした行き違いは、何をもって完了とするかが決まっていないことから起こります。本システムのTODO管理と課題管理には「完了基準」の項目があります。この記事では、完了基準の書き方を紹介します。


完了基準とは

完了基準とは、「この状態になったら完了」と誰が見ても同じ判断ができる条件のことです。担当者・承認者・依頼した人が、同じゴールを見て作業できるようになります。


よい例・わるい例

完了基準のよい例・わるい例


書き方の型:「何が」「どうなっている」「誰が確認」

要素

書くこと

例

何が(対象)

成果物や作業の対象

説明資料

どうなっている(状態)

数や場所など、目で確かめられる状態

10枚以内で、ファイル管理に登録されている

誰が確認(確認者)

完了を判断する人

承認者(課長)が承認している

つなげると「説明資料が10枚以内でファイル管理に登録され、承認者(課長)が承認している」となります。


場面別の完了基準サンプル

TODO

完了基準の例

会議の議事録を作る

決定事項と宿題がWikiに掲載され、宿題はTODOとして起票されている

要件をヒアリングする

ヒアリング結果を利用部門の代表が確認し、コメントで了承している

テスト環境を準備する

テストチームがログインでき、手順書どおりに画面が動くことを確認済み

ベンダーに見積を依頼する

見積書を受領し、ファイル管理に登録されている

操作説明会を開く

説明会を実施し、参加者アンケート(サーベイ)の回答を締め切った


本システムでの運用のコツ

  • 起票時に書く:完了基準は、作業を始める前に書くことで効果を発揮します。空欄のままのTODOは、定例会で確認しましょう。

  • 承認者を設定する:完了基準に「誰が確認」を書いたら、同じ人を承認者に設定します。

  • ステータスと組み合わせる:担当者は作業が終わったら「承認待ち」にし、承認者が完了基準を満たしているか確かめてから「完了」にします。

  • 完了基準が変わったらコメントに残す:途中で条件が変わるのはよくあることです。変更の理由をコメントに書いておけば、項目ごとの更新履歴とあわせて経緯が分かります。


まとめ

完了基準は、一行でも効果があります。「何が・どうなっている・誰が確認」の型で書き、承認者とステータスを組み合わせれば、「終わった・終わっていない」の行き違いはほとんどなくなります。