システム活用法
機能スイッチの選び方
なぜ機能を絞るのか
本システムにはたくさんの管理機能がありますが、すべてを最初から使う必要はありません。プロジェクト管理員は、管理画面の「機能スイッチ」で、使う機能を選んでオン・オフできます。この記事では、プロジェクトに合った機能の選び方を紹介します。
使わない機能がメニューに並んでいると、メンバーは「これも入力しなければいけないのか」と迷い、記録がいろいろな場所に散らばってしまいます。反対に、必要な機能だけが見えていれば、どこに何を書けばよいかがはっきりします。最初は少なく始めて、必要になったら増やすのが、定着させるいちばんの近道です。
機能スイッチの使い方
- 管理画面の左メニューから「機能スイッチ」を開きます(そのプロジェクトの管理員のみ)。
- 各機能のスイッチをクリックします。クリックするたびに自動で保存されます(保存ボタンはありません)。
- 各スイッチの下に、その機能の画面アドレスが出ます。オフの機能は、メニューから消え、アドレスを開いても「使えません」の案内になります。
機能は2つのグループ
| グループ | 機能 |
|---|---|
| 会員向けの機能 | TODO、課題、リスク、不具合管理、成果物、定例作業、変更管理、WBS、サーベイ、コミュニティ、Wiki、ファイル管理、メッセージ(チャット)、会員一覧、オンライン会員一覧、タイムシート |
| プロジェクト全体の機能 | 新規登録・加入申請、PgM、お問い合わせフォーム、管理者からの言葉、リンク集、おすすめコンテンツ、人気コンテンツ、コメント欄、外部連携(Slack・Teams・API)、週次レポートメール、AI要約 |
ダッシュボード、通知、ウォッチ、カンバン(ボード)、保存した絞り込みなどは、スイッチなしで使えます。
プロジェクトの種類別の設定例
| 機能 | 小規模・社内改善(〜10名) | システム導入(10〜50名) | ソフトウェア開発 | 大規模・複数ベンダー(50名〜) |
|---|---|---|---|---|
| TODO・課題 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| リスク | - | ○ | ◎ | ◎ |
| 不具合管理 | - | ○ | ◎ | ◎ |
| 変更管理 | - | ◎ | ◎ | ◎ |
| WBS | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 成果物 | - | ○ | ◎ | ◎ |
| タイムシート | - | ○ | ○ | ○ |
| 定例作業 | - | ○ | ○ | ◎ |
| ファイル管理・Wiki | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| チャット・コミュニティ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 外部連携・週次レポート | - | ○ | ○ | ◎ |
| PgM | - | - | - | ○ |
◎:はじめからオン ○:必要になったらオン -:基本的に不要
機能をオンにするタイミングの目安
| こんなことが起きたら | オンにする機能 |
|---|---|
| 「もしかしたら…」という心配ごとが会議で何度も話題になる | リスク |
| 要件や仕様がほぼ決まり、変更の要望が出はじめた | 変更管理 |
| テストが始まり、「不具合」の報告が課題に混ざりはじめた | 不具合管理 |
| 作業の順番や日程の調整が、表計算では追いつかなくなった | WBS |
| 設計書などの提出物が増え、どれが完成したか分からなくなった | 成果物 |
| 見積と実績のずれが大きく、工数の根拠がほしい | タイムシート |
| 週報や月次の点検など、決まった作業の抜け漏れが起きた | 定例作業 |
| 日程調整や振り返りのアンケートをメールで集めている | サーベイ |
| Slack・Teamsで通知を受け取りたい | 外部連携 |
| 管理員への報告のために、毎週数字を集めている | 週次レポートメール |
| 複数のプロジェクトをまとめて見る担当者がいる | PgM |
プランによる違い
機能スイッチの画面には、無料プラン向けに料金プランへのリンクが出ます。「AI要約」は、スイッチをオンにしても、有料プランのプロジェクトでなければ使えません(運営の設定が必要な機能のため、使えるかどうかは管理画面の表示に従ってください)。
設定のコツ
- オンにするときは一言添える:ニュースで「今週からリスク管理を使います。対象はこういうものです」と周知すると、メンバーが迷いません。
- 定期的に見直す:工程が変わる節目(要件定義の完了、テスト開始など)に、使う機能が合っているかを確認します。
- オフにしても記録は消えない:スイッチをオフにしても、すでに入力された記録は残ります。ただし、その機能の画面は開けなくなります。ダッシュボードの集計からも外れる機能があります(バーンダウンの集計は、オンの機能だけが対象です)。
- 記録ルールとセットで決める:機能をオンにするときは、ステータスやカテゴリの定義も一緒に決めておくと、最初から記録がそろいます(記事「ステータス設計のお作法」を参照)。
まとめ
機能スイッチは、プロジェクトの規模や段階に合わせて本システムを「ちょうどよい大きさ」にするための仕組みです。基本セットから始め、プロジェクトの成長に合わせて機能を増やしていきましょう。