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システム活用法

PMの引き継ぎ ― 記録がつながっていれば引き継ぎは短くなる

この記事でわかること

プロジェクトの途中でPMが交代することは珍しくありません。引き継ぎ資料づくりに何日もかかり、それでも「なぜこうなったのか」が伝わらず、新任のPMが同じ議論をやり直す。よくある話です。本システムで記録がつながっていれば、引き継ぎの大部分は「画面をたどる」ことで済みます。

新任PMが「たどる順番」

  1. プロジェクトダッシュボード:ヘルス判定(赤・黄・緑)と、その理由、エスカレーション案件、判断待ちの変更、マイルストーンを見る
  2. WBSとベースライン:計画の全体像と、承認時の計画からのずれを見る
  3. 課題・リスク・不具合・変更の一覧:未完了のものと、期限切れのものを見る
  4. 関連設定をたどる:重要な課題から、リスク・変更・WBSへの経緯を読む
  5. 体制図:関係者と役割を確認する
  6. Wikiの決定事項・引き継ぎメモ:記録に残っていない事情を読む

従来の引き継ぎとの比較

従来の引き継ぎ本システムでの引き継ぎ
準備前任者が引き継ぎ資料を作る(数日)記録はすでにある。足りない点をWikiに補足する
経緯の理解口頭説明とメールの転送関連設定をたどり、コメントと更新履歴、承認の履歴を読む
進み具合の把握最新の管理表を探すダッシュボード・WBS・ボードが常に最新
計画の変遷古い版のファイルを探すベースラインを比べる
関係者の把握名刺やメールの宛先から推測体制図を見る
引き継ぎ漏れ資料に書かれなかったことは失われる記録に残っているものは失われない

前任者がやっておくこと(チェックリスト)

No.やること
1自分が担当・承認者になっている項目を洗い出し、新任者に付け替える。保存した絞り込みで「自分の担当」を呼び出すと、洗い出しが早い
2承認ワークフローで、自分が承認者になっている進行中の依頼を確認する。自分の番を済ませるか、依頼者または管理員に「この承認者を外す」を依頼する
3未完了の課題・変更要求に、現在の状況と次の一手をコメントで残す
4Wikiに「引き継ぎメモ」ページを作り、記録に残っていない暗黙の事情を書く
5体制図とグループを更新する。新任者に管理員の権限(会員権限)を付ける。必要なら、PgM担当・週次レポートの受け取りも切り替える
6外部連携(Slack・Teams)の通知先と、APIトークンの「動作する会員」を確認する。前任者の名前のままなら、付け替える
7ニュースで交代を周知する

引き継ぎメモに書くとよいこと

  • 関係者との約束ごと:「月初に部長へ口頭で報告する」など、記録にない習慣。
  • 気にかけている心配ごと:リスクとして起票するほどではないが、注意して見ている点。
  • 今後の大きな判断:近いうちに決める必要があることと、その判断材料の場所。

まとめ

引き継ぎのしやすさは、日々の記録の積み重ねで決まります。関連設定・コメント・Wiki・ベースラインで記録をつないでおくことは、自分のためだけでなく、次にプロジェクトを担う人への贈り物でもあります。