システム活用法
休日管理の設定
なぜ休日の登録が大切か
「3日で終わる作業」を月曜に始めたら、いつ終わるでしょうか。水曜が祝日なら、終わるのは木曜です。本システムのWBSは、土日と登録した休日を除いて日程を計算します。そのため、休日を正しく登録しておくことが、正しいスケジュールの前提になります。
休日が使われる場面は次のとおりです。
- スケジュール計算で「稼働日(土日・休日を除く)」を選んだときの、開始日・完了日の計算とラグ(営業日)の数え方
- 負荷分析での、計画人日を割り振る稼働日の数え方
- ガント表示の休日・土日のグレー表示
土日は初めから休みとして扱われるので、登録は不要です。
登録する場所は2つ
| 場所 | できること | 使う人 |
|---|---|---|
| WBSの「休日カレンダー」 | 日付と名称を入力して「追加」。不要な休日は「削除」 | WBSを使うメンバー(プロジェクト全体で共有される) |
| 管理画面の「休日マスター」 | 休日を登録・編集。「日本の祝日を読み込む」で、今年の2年前から3年後まで(計6年分)の日本の祝日・振替休日をまとめて登録。登録済みの日付は飛ばされる | プロジェクト管理員 |
休日カレンダーは、スケジュール計算の画面からも「休日カレンダーを編集」のリンクで開けます。
登録しておきたい休日
| 種類 | 例 | 登録のタイミング |
|---|---|---|
| 国民の祝日 | 元日、ゴールデンウィークの祝日など | プロジェクト開始時に、「日本の祝日を読み込む」でまとめて |
| 会社の休業日 | 年末年始休暇、夏季休業、創立記念日 | 会社カレンダーが決まったとき |
| プロジェクト固有の休業日 | システム停止日、全体研修日 | 予定が決まったとき |
登録したあとの注意
休日を追加・削除しても、すでに入っている予定日は自動では動きません。 休日の変更は、次にスケジュール計算を開いたときの計算結果に反映されます。日程を更新するには、管理員が結果を確認して「計算結果を反映」を押します。
手順は次のとおりです。
- 休日を追加(または削除)する。
- WBSの「管理者ツール」から「スケジュール計算」を開く。
- 「現在」と「計算」の日付を見比べ、クリティカルパスへの影響を確認する。
- 問題なければ、管理員が「計算結果を反映」を押す。
こんなときはどうする?
| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| 会社によって休日が違う(複数社が参加) | プロジェクト全体の稼働に合わせて、多くのメンバーが休む日を登録する。例外はコメントで補足する |
| 海外拠点が参加している | 拠点が関わる作業は、現地の休日を考えて期間を長めにとる |
| 休日に作業する予定がある | 本番移行などの休日作業は、作業の説明に明記し、関係者に事前に周知する。休日を登録している日に作業を置いても、計算上は稼働日として扱われない点に注意する |
| 途中で休業日が追加された | 登録後、スケジュール計算をやり直し、クリティカルパスへの影響を確認する |
| 休日を考えずに、日数どおりに数えたい | スケジュール計算の「日数の数え方」で「暦日」を選ぶ |
運用のコツ
- WBSを作る前に登録する:先に休日を登録しておけば、作った瞬間から正しい日程で計算できます。
- 年度の切り替えで見直す:翌年度のカレンダーが決まったら、忘れずに追加しましょう(「日本の祝日を読み込む」は、あとからもう一度押せます)。
- 長期休暇前後は余裕を持つ:年末年始や大型連休の前後は、休む人が多く確認も滞りがちです。休日の登録に加え、作業期間を長めに見積もりましょう。
- 休日は自分だけの休みではない:休日カレンダーはプロジェクト全体で共有されます。個人の休暇は、担当者の調整やコメントで扱います。
まとめ
休日管理は地味な設定ですが、スケジュール計算の正しさを支える土台です。最初に登録しておけば、稼働日だけで日程を計算してくれるため、カレンダーを見ながら日数を数える必要はありません。