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ITコンサルティング会社とソフトウェア開発会社の主な違い
投稿者:CTO_Office
投稿日時:Wednesday, March 27, 2024


ITコンサルティング会社とソフトウェア開発会社の主な違いは次のとおりです:

1. 主要なサービス:
- ITコンサルティング会社は、戦略的およびビジネス面のコンサルティングサービスを提供し、ITインフラストラクチャの計画、システム統合、プロセスの最適化など、顧客のビジネス上の課題を解決します。
- ソフトウェア開発会社は、カスタムソフトウェア開発、アプリケーション開発、ウェブサイト開発など、顧客の要件に基づいて具体的なソフトウェアソリューションを開発します。

2. ターゲット顧客:
- ITコンサルティング会社のターゲット顧客には、大規模企業、政府機関など、全体的なITシステムの計画と最適化について需要のある組織が多いです。
- ソフトウェア開発会社のターゲット顧客は、上記を含めて個人顧客まで、特定のソフトウェアソリューションでビジネスまたは個人ニーズを満たしたい法人または個人となります。

3. ビジネスモデル:
- ITコンサルティング会社は、プロジェクトベースのビジネスモデルを通常採用し、特定のプロジェクトを顧客と協力して完了し、長期的なサポートとメンテナンスサービスを提供することがあります。
- ソフトウェア開発会社もプロジェクトベースのモデルを採用することができますが、自社のソフトウェア製品の開発と販売など、製品化されたソリューションも提供することがあります。

4. 専門スキル:
- ITコンサルタントは、幅広い業界知識とスキルを持っており、ビジネスプロセス分析、プロジェクト管理、システム統合などがあります。
- ソフトウェア開発会社のチームは、ソフトウェアアーキテクチャの設計、コーディング、テストなど、ソフトウェア開発とプログラミングスキルに特化しています。

5.単価:
- 現時代では、コンサル職種の単価はソフトウェア開発の職種より高いです。コンサル会社は課題解決をキャッチフレーズとしてソフトウェア会社より倍、数倍高い単価をつけるケースが多いです。
- 一方、ソフトウェア開発会社は、業界が長い期間を通して成熟してきた中、企業間の価格競争もあり、要員単価は比較的に低いです。
- また、コンサル会社が要員のグレードをもとに人月単価をつけるケースが多いことにたいして、ソフトウェア開発会社は要員ではなく開発工程別に人月単価をつけるのが常例です。
- ただし、要員の質から言って、必ずしもコンサル会社が良いわけではありません。コンサル会社は新人や2年生の要員をプロとしてアサインし、顧客に高単価で提案することが多い状況です。

6.費用対効果:
コンサル会社とソフトウェア開発会社は業務的に一部重複する部分もあります。主な焦点とサービス領域が異なるため、パートナーを選択する際にはこれらの違いを考慮する必要があります。例として、要求事項の引き出しや基本計画工程はコンサル会社に依頼するが、要件定義工程は、かならずしもコンサル会社でないと堪能できないわけではありません。また、基本設計以降は、成熟したソフトウェア開発会社のほうが精通するでしょう。

近年から、日本全体が欧米系を崇めるブームにある中、欧米系のコンサル会社が日本市場で高揚し、公共領域や大規模な金融領域を主として市場を占めています。それでだんだん自分を失ってきた日本社会は、「本当に必要?」意識を持ったうえで、投資の効果を図ったうえで委託先を選択するように、冷静と客観性に立ち戻り、日本従来の強みを誇りとして取り戻し、自分らしい振る舞いをしたほうがよいでしょう。

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